ハーブ [herb]
薬草。香草。薬用や風味料とする植物の総称。 (三省堂 大辞林)
一般にハーブという場合、特にヨーロッパで薬用の薬草やスパイス等として有用な植物を指す。野菜や穀物のように大量に生産される物や、「花卉」と呼ばれる観賞植物は除外されるのが普通で、香りや辛味、苦味などの風味を楽しむために少量用いられるキッチンハーブを指すことが多い。劇薬として有用なものをも含むため、いわゆる有毒植物もハーブに含まれ、使用や栽培に許可が必要なものもある。(wikipedia)
料理やハーブ染めなどの染料、ポプリなどのクラフトやガーデンづくりなど、一般的に生活に役立つ香りのある植物をハーブと言い、そのなかでも、美容や健康管理を目的に活用する領域をメディカルハーブ(植物療法)と呼びます。
はるか昔から、人類は薬草で自分を癒してきました。
近年になり、その成分を取り出して医薬品として使用し、化学的に合成していくようになります。
抗生物質などの医薬品が進歩するにつれ、伝染病や感染症は次第に人類を脅かすものではなくなり、現在では、心身症や生活習慣病の予防へと医療の目的は変化しつつあります。
それにつれて、一人一人の心の面や体質、ライフスタイルなどをトータルにケアしていく伝統的な療法にも注目が集まり、近代医学と伝統医学の代替療法を合わせたものとして、「統合医療」というホリスティックな考え方が取り入れられつつあります。
その中で、メディカルハーブの分野は、
- 含有成分が多さ
- マイルドな作用
- 全身に作用
- 害の少なさ
- 予防から治療まで使用ができる
という点で、注目されています。